行田市 古代蓮の里

測定日:2015 年2 月14日(土) 14時00分~16時00分
天 気:晴れ 北西の風8.3m
測定地:古代蓮の里(行田市大字小針2375) 
測定方法 地上高50cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定 

1.移動測定
≪移動平均 0.052μSv/h≫

①外周の平均   0.059μSv/h
②南側駐車場   0.058μSv/h
③世界蓮池まわり 0.055μSv/h 
④散策道の平均  0.046μSv/h
⑤冒険遊び場   0.042μSv/h
●総平均     0.052μSv/h 

埼玉古墳群から東に約2kmのところにある古代蓮の里は、名称の通り約10万株の古代蓮をメインにした大規模公園で、HPによると年間約16万人が訪れるそうです。この日も強風の中、子どもを遊ばせているファミリー、散歩している人、釣り人そしてカップルとバラエティーにとんでいました。約3800ポイントの移動平均は、0.052μSv/hでした。
地表がアスファルトやコンクリートブロックはやや高く、子どもの遊び場は0.042μSv/hと低い値でした。全体的によく整備され清掃も行き届いると思いました。


2.定点測定(地表付近と50cm高の60秒間の平均値です)

①冒険遊び場、ローラーコースター脇の斜面です。この日の測定でいたるところに盛土が確認されたので、入念に測定しました。入れた土によりホットスポットになることもあるからです。測定結果はどこも低い値でした。

②冒険遊び場、GO!GO!トレイン付近です。小さなお子さんに人気がありそうなので定点測定をしました。

③古代蓮池渡り橋の上です。この公園では欠かせない場所です。池の上、しかも硬質プラスチック系の板が使われておりセシウムの放射はほとんどないようです。観賞用の渡り橋はどこも同じような値です。

④移動測定で比較的高い値を示した場所です。何回か平均化してみましたが同じような値でした。

⑤大体大きな公園にはつきものの水場です。主に石で造形的にアクセントを出しています。大きな岩はそれほど高くなく、子どもたちが絶対降りるだろう玉石では、汚れが激しく石の種類がよくわかりませんでしたが、おそらく花崗岩系と思われます。石からの放射線ですが比較的高い数値となりました。

⑥藁の巨大オブジェがありました。この公園は、梅などの植木の周りに藁を多用しています。ところによりそこに枯葉がたまりちょっと心配になりましたが、どこも低い値でした。

3.まとめ
この日の測定ではホットスポットは発見できませんでした。全体的によく管理されているようで感心しました。測定とは関係ないのですが、50mの高さという展望タワーは必要だったんでしょうか。この地区では異様な感じがしました。