深谷市 川本サングリーンパーク 第2回

測定日:2015 年3月29日(土) 12時40分~14時30分
天 気:曇り  南東の風1m
測定地:川本サングリーンパーク(埼玉県深谷市本田5990 ) 
測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定 

《移動測定》 平均空間線量 0.049μSv/h

 県営農林公園の隣、市営の公園です。自転車、ミニSL、パターゴルフ、バーベキュー場と有料遊具を中心とした幼児向けのミニプレーランドです。測定当日は多数の子連れ家族でにぎわっていました。

 上記4,5の地点で、セシウム由来の若干高い空間線量を検出しましたが、他の部分は、地上5cm高で測定しても、心配になるような場所はありませんでした。水辺には花崗岩系の石材が使われているようで、自然放射線由来のやや高い線量が計測されましたが、そうした場所はできるだけ避けて測定しました。

《定点測定》

写真1 芝生広場の一画でこども科学実験教室が行われていました。ボールをけったり、おにごっこをしたり、こども達がたくさん遊んでました。

写真2 右奥に写っているミニSLは本物の石炭を燃やして走らせてます。汽車から降りてきた二人の子供と一緒に釜の中を見せてもらいました。真っ赤に燃えた石炭とその燃える独特なにおいがしました。 

写真3 地上5cmで測っているとちょっと高めの数値がでることがあります。この程度の値でもしっかりとセシウムのピークは表れます。

写真4 屋根に雨樋がない建物で軒下に砂利を敷いた雨受けが設置されてます。普通の雨樋下が少し高い値になるのと同じです。ここもセシウムのピークがはっきりしてます。

写真5 この公園全体が北側が低くなっています。その中で東西からも低くなってます。公園に降る雨がここに流れてくることになります。この表にもセシウムのピークがはっきりと表れています。福島由来の放射線です。

《まとめ》

第1回の測定は、2013年9月29日で測定移動平均0.052μSv/h(地上50cm)でした。 記事はコチラ 今回は測定する高さを地上5cmとしたので、単純な比較はできませんが、1年半でずいぶん線量が下がった印象です。地上50cmと5cmの測定ではかなり差があるものです。

測定高を変えてしまっては、統計的な価値は下がりますが、それよりも、前回の50cm高の測定で見逃したホットスポットはなかったかの確認を優先しました。

川本サングリーンパーク レポート.pdf
PDFファイル 598.5 KB