本庄市 城下公園

測定日:2015 年6月14日(日)10:10~10:50 曇り 無風
測定地:城下公園(本庄市小島3丁目1091番4外)  
測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定

1.移動測定
《移動測定》平均 0.049μSv/h(5cm高)
本庄は、神流川の扇状地の端に位置するよう街が形成され、中山道を中心に栄えました。城下公園は文字通り本庄城跡の下に位置する公園で、専用の駐車場はなく利用者はウオーキングしている年寄りが多いようです。車を本庄市役所に置き歩いたのですが、市役所が改装中のためか、元小山川沿いの遊歩道はあまり整備されていません。移動測定は、子ども広場、運動広場、崖沿いを行いましたが、県北の平均的な数値でした。崖沿いは、若干高めでした。
 ① 公園内周   0.053μSv/h
 ② 子ども広場  0.050μSv/h
 ③ 運動広場   0.043μSv/h
 移動測定の総平均 0.049μSv/h


2.定点測定(地表付近及び地上50cm地点の60秒の平均値)

子ども広場は、公園の西に位置します。この公園は、運動広場がメインで子ども用遊具は、隅に追いやられているように見えます。計測は、一番目に付くタコのすべり台前の砂場で行いました。

公園のほとんどを占めるのが野球場2面ほどの運動広場です。どこも高い値はなく安心できます。

移動測定で唯一高い数値を記録した場所です。盛り土の上は柔らかく、何かを埋め土を盛ったのは明らかです。地表付近では警告音が鳴りっぱなし(0.1μSv以上で鳴るように設定)でした。

③盛り土の地表付近のスペクトルです。福島由来のセシウム137のピークが確認できます。

3.まとめ
原発震災から4年が経過した本庄市の公園の空間線量は、どこもほぼ同じような値と思います。心配するような数値ではないですが、放射性セシウムの濃縮は進んでいます。今回の測定でホットスポットは見つかりませんでしたが、放射性物質が濃縮するような場所では、お子さんを遊ばせないようにしたいものです。これも311以降を生きる大人の責任だと思います。