熊谷市 荒川公園

場所:荒川公園(熊谷市河原町2-173)
日時:2015年8月3日 17:30~18:30  天気:晴れ 南南東の風4.1m
方法:移動測定=地上5cm高、定点測定(15秒間5回の平均)=50cm高、5cm高
機器:ホットスポットファインダー(ポニー工業)Csl(TI)+半導体型光検出器MPPC

 

1.移動測定《総平均0.064μSv/h》


1年3ヶ月前の測定と単純比較はできませんが(検出器の位置を地上50cmから5cmに変更)、思ったより線量の低下が見られませんでした。今回は外周道路(アスファルト)の測定は行わず、内部のみとしましたので、残念な結果でした(一般的に外周のアスファルト部分が高い)。この公園は、今の時代としては中途半端な広さの野球グランドがありますが、県北の他のグランドと比較すると意外に高い放射線量を記録することです。ホットスポットとは言えませんが、歩行測定中、何回か警告音が鳴ったのには驚きました。


2.定点測定(60秒の平均化)

児童館西側の遊具広場の放射線量は、この公園では低く心配レベルではありませんでした。

今回は西側の英霊塔の周りを測りました。特に裏側は、子どもたちのたまり場的な場所のようです。(もしかしたらホームレスか)

英霊塔の正面は草が伸びていて、小さな子どもたちはおもしろがって入って行きそうな雰囲気を感じます。

D51周辺がこの公園の平均的な放射線量となります。南側にたき火をした跡や枯れ葉の溜まりなどありましたが、心配するれべるではありませんでした。

HSFで60秒間の平均を取るとこのくらいの数値でしたが、瞬間的には0.1μSv以上を超える箇所が散見されます。やはりグランドとしては高めです。


3.まとめ
時代を感じさせる公園で、児童館、D51の展示、英霊塔、野球グランドそして遊具広場と、いろいろ詰め込んでいますが、今ひとつ魅力に欠けます。空間線量が思ったより下

がっていないのにはガッカリですが、福島第一原子力発電所事故から放出された(今も放出されています)放射能は、簡単にはなくならないということだと思います。