鴻巣市 上谷総合公園

測定日:2015 年10月12日(日)14:15~17:00 晴れ  南東の風1m

測定地:上谷総合公園(鴻巣市上谷707)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高50cm、地表付近の定点測定

鴻巣市の巨大スポーツレジャー施設です。子ども遊び場はその一画、施設の大半は野球場、テニスコート、サッカー場です。今回は子供遊び場とその周辺を測定しました。園内は各所が工事中で、スポーツ施設を中心に、これからさらに充実するものと思われます。

《移動測定》 平均空間線量0.053μSv/h

子供の遊び場の詳細地図です。原発事故後の造成で現在も一部工事中でした。ということで、ここは放射能に関しては、ほとんど心配ありません。全体の平均線量0.053μSv/hに対して、子供の遊びは0.043μSv/hです。

《定点測定》

写真1 クールスポットといえる空間線量。遊具広場全体がこんな感じです。

写真2 親水広場の水路のわきの芝生、ここもクールスポット。小さな子供がスッポンポンになって水の中を走り回っていました。

写真3 広大な芝生広場です。排水路は暗渠排水のシステムだと思われます。測定ポイント排水マスの近くですが、特に高い値ではありませんでした。

写真4 国体も行われたという野球場の周囲を歩きました。第6ゲート前のアスファルト舗装の道端のたまり土で、0.1μSv/hにセットした放射線計のアラームがなりました。たまり土には芝生も生えていて古いものと思われます。

写真5 子どもの遊び場の隣にあるグランドです。この公園の中では最も古い施設だと思われます。外周の柵の外はやや高めの線量を計測しましたが、グランドの中はいたって低い線量でした。

まとめ

 比較的空間線量の低い公園です。現在も整備中で、原発事故後に整備された部分は非常に低線量、それに比べて原発事故前からある施設はやや高くなるという、非常にわかり易い測定結果となりました。施設の西側半分の測定となりましたが、測定した範囲では、放射能に関しては、どこで遊んでも問題ないと思われます。