さいたま市浦和区 常盤公園

測定日:2016年4月3日(日)13:30~14:30 曇り  南の風 4.8m

測定地:常磐公園(さいたま市浦和区常盤1丁目8)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

浦和区の住宅地にある古い公園です。窪地や築山など高低差が付けられており、南側はレンガ塀が続きます。この地は江戸時代には浦和本陣に近く浦和御殿と呼ばれ、徳川家康が休憩に使ったとか。レンガ塀は旧浦和地方裁判所の名残だそうで歴史を感じさせる公園です。

 

1.移動測定 平均空間線量 0.050μSv/h

 

測定は、まず内周を行い、それほど広くないので一気に内部も押さえました。桜の木が数本ありちょうど満開です。何組か花見客もいます。測定上の注 意点として、縁石や敷石に花崗岩が多用されているので、なるべく影響の出ないコースを選びました。実はこの公園を測定していたところ、遊具広場にいた親御さんから、浦和中央公園と調(つきのみや)公園のリクエストをもらい、急遽、予定を変更し測定することにしました。

※公園内のは、花崗岩からの自然放射線です。

 

2.定点測定(60秒の平均値)

砂場がフェンスで仕切られた造りです。小さなお子さんを安心して遊ばせることができるでしょうが、少し複雑な思いがします。砂場にちょうどHSFの本体が入る大きさの穴が開いていました。中に計測器を入れて測ったのですが、外より若干高い値でした。心配レベルではありませんが、砂場は低いとの先入観はここでも崩れました。

測定結果が低く安心して遊ばせることができると思います。この日も何組もの家族が遊んでいました。

この公園の一番低い所で測定しました。排水がきちんとできていないと放射性核種の濃縮が起きている可能性があるからです。結果は、非常に低い値となりました。

 

3.まとめ

中規模の公園ですが、大きな通りに面しているわけでもなく、まわりに埋没している感じなので、周辺の人たち以外はあまり知られていない感じもあります。また、今回の測定ではホットスポットは確認できませんでした。(吉田)