吉川市 永田公園

測定日:2016年6月3日(金)11:00~12:30 晴れ  南東の風2m

測定地:永田公園(吉川市きよみ野4丁目10 付近)

測定方法:地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.075μSv/h

 住宅密集地にある近隣公園です。周囲は見渡す限り住宅が建ち並んでいます。そして公園内のきよみ野富士は、おどろくほど大きな築山です。遊具はあまりありませんが、きよみ野富士を含めて公園の大半が芝生地です。 

 空間線量の全体平均は0.075μSv/h、芝生広場、きよみ野富士は低線量でした。公園の外周、舗装道路と地面の境などで0.1μSv/h前後を測定しました。

 

2.定点測定(60秒の平均値)

芝生広場の中央ですが、芝生部分はどこも低線量。遊ぶなら芝生の上が安心です。

トイレの前の通路です。舗装道と植栽の間、このような場所にセシウムはたまるようです。

子ども広場の芝生です。ここは、南の芝生広場に比べると、やや高い空間線量、同じ芝地でも、土地の高低によって、セシウムのたまりやすい場所もあります。ここは、二つの山の北側のすそになります。

写真3と同じ子ども広場ですが、滑り台の隣で大木の下になっています。ここは、水が流れた跡があり、二つの山の水がここを流れるようです。隣の砂場は問題ありませんが、このポイントで泥遊びをさせないよう気をつけてください。

  

3.まとめ

 

大住宅密集地の中にある、近隣公園、駐車場も完備しています。全体をくまなく測定しましたが、吉川市の除染基準0.19μSv/hを超える場所はありませんでした。公園の外周部に関しても、清掃と除草、そしてそこから発生する、落ち葉や刈り草、ゴミ、たまり土の適切な処理で空間線量の低減化が図れそうな気がします。