蕨市 蕨市民公園

測定日:2016年7月10日(日)10:10~11:30 晴れ  微風

測定地:蕨市民公園(蕨市塚越5-1)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.048μSv/h

 

蕨市の塚越はなんとなく馴染みがあるのですが、この公園の記憶はありませんでした。よくある中規模な公園で、住宅地にあることからか利用者が多いのには驚きました。さすが人口密度日本一の都市(だったかな)。この公園で目に付いたのはバーベキューです。この日はざっと数えて15グループがワイワイガヤガヤと楽しんでいました。その他シートを敷き子どもを遊ばせているファミリーもいます。移動測定は、小さなお子さんがたくさん遊んでいたことから、入念に行いました。平均の放射線量は高くなく安心できるレベルでした。

 

  1.      外周(敷石・アスファルト) 0.056µSv/h

  2.      多目的広場と駐車場(土・アスファルト) 0.056µSv/h

  3.      園内道路(ジョギングコース) 0.051µSv/h

  4.      芝生広場(実際は草)0.046µSv/h

  5.      水遊びのせせらぎ(石にコンクリート) 0.043µSv/h

  6.      子ども遊具広場(土) 0.031µSv/h

     

2.定点測定(60秒の平均値)

比較的大きな公園にはどこでも園内の清掃や枯葉などを溜めるゴミ置き場があります。ここも例外でなく、管理事務所近くに設置された場所は、プラスチックゴミなども含んだ土で、一次保管をしているのかも知れません。見た目よりは低かったですが、それでも0.100μSv/hは超えていました。下のグラフから福島原発由来のセシウム137がハッキリ。

芝生広場とは名ばかりで、草やクローバーが生い茂り時期的なものかも知れませんが芝生広場とは呼べない場所です。サッカーグランドくらいの広さで周囲は桜の木が植えられており、花見シーズンは壮観だろうと想像できます。今は、長く伸びた枝が日よけとなり、恰好のバーベキュースペースとなっています。放射能は低く子どもが走り回っても心配ないレベルでした。

 

子ども広場には大きなアスレチック遊具がドンと構えています。ここは、この公園一のクールスポットでした。お子さんを安心して遊ばせます。

 

バーベキューの次に賑わっていたのが水遊び場です。良くあるジャブジャブ小川で、高台から低地の池までの間に小さなお子さんたちが歓声を上げていました。人工の小川なので石からの放射線も確認できます。

 

3.まとめ

 

面積が日本一小さい市の比較的大きな公園ということもあり、利用者が多く、バーベキューには恐れ入りましたが、散歩にジョギングにたくさんの人たちが利用しています。蕨市民の憩いの場となっているようです。選挙サンデーのこの日、皆さん選挙には行ったのかなと心配になります。全体的には清掃などもよく行き届いており放射能は心配ないレベルでした。