川口市 川口西公園(リリアパーク)

測定日:2016年7月10日(日)12:00~13:00 晴れ  微風

測定地:川口西公園(川口市川口3-1)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.064μSv/h

 

川口駅西口再開発で整備されたリリア(川口総合文化センター)を中心として、ロータリーを挟んで北に延びるこの公園は、リリアパークとも呼ばれています。また、公園というより通路としての機能があるらしく、園内通路は、趣向を凝らしたいろいろな種類の敷石で構成されています。というわけで、石からの放射線が強く福島由来の放射線を特定するのが難しい公園です。移動測定では、敷石の通路はなるべく避けたのですが、限界があります。移動測定の空間線量の平均値には石からの放射線が通常より多く含まれていると考えた方が良さそうです。はほとんどが敷石からの放射線です。(※F地点はアスファルトです)

 

 

2.定点測定(60秒の平均値)

こういった像やオブジェがあちこちに配置されているのが、この公園の特徴の一つでもあります。台座や囲いが無いのが多く、この姉弟像はリリアを指さしているのか、公園に遊びに来た子どもの一瞬を切り取ったようでリアルです。敷石はヨーロッパの石畳みのようにゴツゴツした造りで、自然放射線は無いようです。

子どもの遊具は、この場所だけです。隣の多目的広場は狭く窮屈な感じです。公園の遊具広場によく使用される白い砂が撒かれていることからか、低い値ではありませんでした。

ここの敷石は、人造石ブロックで、一般的に見かけるものですが、若干高めな数値です。清掃等は行き届いているのですが、坂になっていて土が溜まりやすい場所を選んで測定しました。やはり高いですね。人造石に使われている砕石からの自然放射線プラス土砂だまりの放射線の影響です。

高低差を利用した小川で周りは岩や樹木などで、子どもたちにはちょっとした探検気分にさせる場所と思います。この場所は小川の一番上に位置します。石の上でしたが放射線量は高くありませんでした。

レンガの敷石が高いのは経験的にわかっているのですが、やはり気になるところです。福島由来の放射線は少ないですが、この手のレンガは高い数値のところが多く、ここも例外ではありませんでした。

参議院選挙当日と言うこともあり、掲示板を入れてみました。この公園は敷石だけでなくアスファルトもあります。一般的なアスファルトより高めでした。

 

3.まとめ

人造石・天然石・レンガを多用したまさしく人工の公園です。都会を中心にこの手のスペースが増えている感じがします。ここの特徴は広い階段です。下の円形の芝生広場は養生中なのでしょうか入れません。囲むように配置しているベンチは如何にも窮屈で人が座っていると通れません。芝生の上にステージを設ければちょっとした野外コンサート会場なのですが、そのような使われ方をしているのかわかりませんでした。ともあれ石からの放射線が強い公園です。