川口市 安行出羽北公園

測定日:2016年7月1日 12:30~12:50 晴れ曇り 南西の風 1m

測定地:川口市安行出羽2−4

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

1.移動測定 平均空間線量 0.059μSv/h

住宅街の小さな公園です。しっかりと清掃されていましたが、何故か植え込みの雑草は多い、担当が違うのかもしれません。公園全体に白い砂がまかれていて、この砂からの自然放射線が0.01~0.02μSv/h程度、空間線量を高くしているようです。HSFでも、人工放射線と自然放射線の割合まではわかりません。

2 定点測定

写真1 公園の南西隅です。雨水がここに集まってくるようです。水がたまるような感じではありませんが、やはりこうした場所の線量は高くなります。

写真2 公園の中央は小山になっていて、そのすその地面です。微妙に他よりは高い線量になります。

写真3 大型遊具の下です。ここは地表のほうが線量が低くなりました。低線量の場所ではよくあることです。埼玉の公園はこれくらいが平均的な線量だと思われます。

 3.まとめ

 駐車場もない地区公園で、近所の子どもが遊ぶ場所です。川口にお住いの方のリクエストで測定しましたが、ときどき訪れる大公園よりは、やはり子供が毎日遊ぶ身近な公園の空間線量(汚染状況)を知ることも大切です。

 埼玉全体を測っていて、子どもの遊ぶ公園の空間線量は0.055μSv/h前後が平均です。0.06μSv/hを超えるとやや高いかなと思います。ここはぎりぎり0.05μSv/h台ですが、白い砂の自然放射線で0.01~0.02μSv/hが加算されているわけで、実質はかなり低線量の安心な公園だと思います。