和光市 柿ノ木坂児童公園

測定日:2016年8月14日(日)10:30~11:10 晴れ  微風

測定地:和光市 柿ノ木坂児童公園(和光市新倉1-35・36)

測定方法 地上高5cm を歩行による移動測定、地上高5cm・50cmの定点測定

 

1.移動測定 平均空間線量 0.060μSv/h

和光市が、武蔵野台地の端に位置し意外と起伏に富んでいるのを初めて知りました。この公園は北方面に落ち込んでいる急斜面(というよりほぼ崖?)を利用しています。東に道路が接していて、そこから入る部分は平坦で奥に水遊び場があります。北側のテラスの屋根からは、温泉の打たせ湯のような水が数本滝のように落ちています。せせらぎ公園より古いのですが、子ども用の水遊びプールのようで人気があります。パパさんがせせらぎよりこっち方が良いといってました。公園の規模に割には多くのお子さんたち、ママさんたちが遊んでいました。そのほかは大半が斜面でローラー滑り台はそんな斜面を利用して作られていて、ちょっとトリッキーな感じがします。また、斜面を削ったちょっとしたスペースには古い子ども遊具が配置されていますが、利用者は少ないようです。移動測定の空間線量の平均は、少し高めでした。

2.定点測定(60秒間の平均)

移動測定で高い値を測定したアスファルト道路の端です。急峻な斜面の下に位置し、雨水によるセシウムの浸潤や移動が起こりやすく、流れ落ちない分が溜まっていると思われます。この道端は全体的に高い数値となっています。 

この公園の一番高いところに作られた滑り台です。もう少し下にあるローラー滑り台より利用者は多そうです。山を登って一気に滑るのですが、着地点はたまり土もあったので入念に測定しましたが、心配ないレベルでした。

上から打たせ湯のような水が落ちているので、お子さんたちがはしゃいでいる場所でもあります。背後の斜面からの雨水が流れ溜まりやすいのか、排水がうまくいっていないのか、少し高い値でした。

水遊び場の横にあるスプリング遊具です。空間線量は心配ない数値でした。水遊びしているお子さんやママさんたちが一番影響を受けやすい場所(子どもが走り回っていいる)と思いますので安心です。

公園の下の入り口からの上り坂の途中に設置されています。他の遊具に比べて新しそうなので定点測定をしました。ただ、清掃が行き届いているとは言いがたく周りは枯れ葉が覆っています。経験的に枯れ葉はそれほど高い値を示さないのですが、ここはそうでもなく、セシウムがハッキリ確認できます。

3.まとめ

水遊び場のファミリーを見て一服しているご老人と話しました。おそらく高齢者事業団かボランティアで清掃している方と思います。市の職員が定期的に放射線の測定をしているとのことです。ただ、結果は知らされていないのか、「どうですか」と聞かれました。皆さんがいる入り口から水遊び場にかけては心配ないですが、一番下の道の端は高いところがありますので注意が必要ですと答え、放射能マップ8を説明し差し上げました。(吉田)

和光市 その他の公園

県営和光樹林公園せせらぎ公園広沢原児童公園

和光市除染基準 0.19μSv/h(小学校・保育園・児童館50cm高、中学校・公園1m高)